【技術士補R6 基礎科目】I-5-6「科学史・技術史」問題の解説と解答|年代を覚えよう

※本問題は、公益社団法人 日本技術士会「技術士第一次試験 過去問題(令和6年度)」より引用しています。
出典: https://www.engineer.or.jp/c_topics/010/attached/attach_10606_1.pdf

I-5-6 問題

I-5-6 次の(ア)~(オ)の科学史・技術史上の著名な業績を、年代の古い順から並
べたものとして、最も適切なものはどれか。

(ア) ダニエル・ベルヌーイが流体力学に関する「ベルヌーイの定理」を発表した。
(イ) アントワーヌ・ラヴォワジエが燃焼を酸素の作用とする一般的な燃焼理論を発表した。
(ウ) チャールズ・ダーウィンが生物進化についての著書『種の起源』を出版した。
(エ) アルフレッド・ヴェーゲナーが地球の大陸移動説を発表した。
(オ) ジョージ・スティーヴンソンが実用的な蒸気機関車であるロケット号を製作した。

① アーイーウーエーオ
② アーイーオーウーエ
③ イーアーウーオーエ
④ エーアーイーオーウ
⑤ エーイーアーウーオ

解説

科学史・技術史に関する問題です。

度々出題されていますが、範囲がとても広く過去に出題されていない事柄についても出ます。

しかし、同じ内容で出題されることもあるので過去問で出てきたものについては覚えておくとよいでしょう。

それぞれの業績について時系列で図に表したものが以下です。

科学史・技術史上の著名な業績
  • 1738年頃
    ダニエル・ベルヌーイが「ベルヌーイの定理」を発表した

    著書『Hydrodynamica(流体力学)』の中で発表された。

  • 1789年
    アントワーヌ・ラヴォワジエが燃焼理論を発表した

    ラヴォワジエは1770年代後半から酸素による燃焼説を確立。
    1789年出版の『化学の基本的命名法』でもこの理論を展開している。

  • 1829年
    ジョージ・スティーヴンソンがロケット号を製作した

    「ロケット号(Rocket)」はこの年に完成し、レインヒル・トライアルで優勝しました。

  • 1859年
    チャールズ・ダーウィンが『種の起源』を出版した

    正式な出版年は1859年11月24日です。

  • 1912年
    アルフレッド・ヴェーゲナーが大陸移動説を発表した

    この年に最初の論文を発表。1915年に著書『大陸と海洋の起源』を出版しました。

解答の順番に並べると、②「ア→イ→オ→ウ→エ」となります。

解答と注意点

解答:

時間があれば、科学史や技術史のよくでる著名人・業績・年代についてまとめて、表で覚えるといいかもしれません。

✨もるみ先輩の評価コメント(出題頻度&解答優先度)

基礎問題は6問中、3問を選択解答します。

過去10年分のデータから、「よく出る問題か」「解答する3問に入るテーマか」という視点で独断と偏見による評価をします。問題の好みや得意分野は人それぞれのため、私の個人的な意見としてあくまでも参考として見ていただけたら幸いです。(もるみ先輩が捨て問だと思っていても、得意な人からしたらその問題は得点源です!)

頻出度:★★★(毎年)

解答候補としての優先度:△(時間があればコツコツ覚える程度)

科学史は毎年出題されていますが、範囲が広く過去問から必ず同じ問題が出るとは限らないため、覚えていくとキリがありません。自分の覚えたところが出たらラッキーという感じの問題なので、深追いせずに他の問題で点を取りたいところです……。

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