勉強をライフワークにしている、もるみ先輩です。
社会人・文系のわたしですが、「技術士補にどうやって独学で合格したの?」と聞かれます。
そこで、この連載では
- 勉強スケジュールの立て方
- 専門分野選びと勉強法
- 試験本番の体験と合格後のメリット
について、全3回連載で詳しくお伝えしていきます。
※この記事は【全3回シリーズ】の第3回目です

この記事では、
「試験前日は何をすればいい?」
「本番の雰囲気ってどんな感じ?」
「合格したら何が変わるの?」
そんな疑問をお持ちの方に向けて、
- 試験前日・当日の過ごし方
- 試験本番で感じたこと
- 合格後に実感したメリット
をお伝えします。ぜひ参考にしてください📖✨
気になるところから読んでいただいてOKです!
自分の状況に近いパートからご覧ください🌿
試験当日・前日の過ごし方
前日にやること
前日は、新しい知識を詰め込むよりも、「まだ不安が残っている部分」や「苦手な分野」に絞って軽く復習するのがおすすめです。例えば、自分がつまずきやすい用語や、間違えた過去問の解き直しなど。ポイントは「自信をつけて当日を迎える」こと。焦りを減らすことで、前夜の睡眠の質もよくなります。
試験当日の朝に慌てないためにも、持ち物は前日にすべて準備しておきましょう。最低限、以下は必須です:
- 受験票
- 筆記用具(予備も用意する)
- 黒鉛筆又はシャープペンシル(HB又はB程度)
- 消しゴム(電動は不可)
- 鉛筆削り(鉛筆を使用する場合、電動は不可)
- 時計(スマホの時計は不可)
- 身分証明書(必要な場合あり)
- 問題集やノート(電車や休憩中に見返す用)
- 電卓(関数電卓等は不可)
- 水分補給用のペットボトルかボトル缶(ふた付き)
- ハンカチ、ティッシュ
また、当日の気温に応じて脱ぎ着できる服装や、緊張で冷えやすい方はブランケットを持参しても安心です。(ブランケットは試験官の方にチェックしてもらい、使用可能でした)
試験は朝から始まることが多いため、数日前から「試験当日と同じ時間に起きる」リズムにしておくと体がスムーズに動きます。前日は、お風呂で心身を落ち着け、できれば日付が変わる前には布団に入りたいところです。

私は適正科目の勉強が不安だったので、適正科目中心に復習しました。
会場に行く前のチェックポイント
✅ 会場への経路確認
試験当日は、余計な焦りやトラブルを避けるためにも、事前の経路チェックは必須です。
会場までの最寄駅・バス停・出入口は、Googleマップなどでしっかり確認しておきましょう。
特に大学構内は広いことが多く、試験会場の建物の位置や移動時間も考慮して、ゆとりを持ったスケジュールを組んでおくと安心です。
可能であれば、ストリートビューや経路検索を活用して、当日のルートを仮想体験しておくのもおすすめです。
移動中にバタバタしないことで、試験当日も落ち着いた気持ちでスタートできますよ!
✅ お昼ご飯の準備
試験会場は大学などの施設が多く、周辺にコンビニや飲食店がない場合もあります。混雑も予想されるため、昼食や軽食は事前に自分で用意して持っていくのがベストです。水分補給用の飲み物も持参しましょう。
✅ 会場に早めに到着する
会場の場所を事前に調べ、当日は40分以上前に到着するつもりで行動を。試験前は思ったよりもトイレが混雑したり、案内がわかりづらかったりするもの。時間に余裕があれば、軽くテキストを見直したり、気持ちを整える時間も取れます。
本番の試験体験
私が受けたときの会場は、大阪産業大学でした。
教室全体にほどよい緊張感が漂っていて、みなさん静かに最後の確認をしている様子でした。
午前・午後にわたる長丁場の試験は初めての経験で、私は「集中力を欠かさないように」と意識して臨みました。
会場は思った以上に肌寒く、私は午後からインナーダウンを着用して試験に臨みました。周囲でも、ブランケットを膝にかけている方が多く、冷え対策は大切だと思いました。
環境に左右されないよう、体温調節できる服装で行くのがベストです。
また、外では工事やスポーツ大会のようなイベントが行われていて、機械音や歓声がときおり聞こえてきました。突発的な音に動揺しないよう、「集中力を維持する工夫」も必要です。
試験は時間との戦いでもあります。私は、問題用紙をざっと見て全体を把握してから、「得意なところから解く」戦略で進めました。これは緊張している中でもスムーズに解答を進めるのに役立ちました。
また、自己採点のために、問題用紙に選んだ番号をメモしながら解いていきました。
時間内にすべて解けたとしても、見直しは欠かしません。マークミスがないか、選んだ番号と一致しているか、名前・受験番号の記入ミスがないか、最後まで丁寧に確認しました。
前日までやってきた自分を信じることが大事です。
「これまでの努力を出し切る」という気持ちが、最後まで私を支えてくれました。
合格後に感じたメリットと変化
合格してまず感じたのは、「自分にもできた!」という自信がついたことです。
文系・未経験からのスタートでも、半年間の努力で国家資格に合格できたという成功体験は、私にとって大きな転機になりました。
この経験が、「次に挑戦することもきっとできる」と思える、自分への信頼につながっています。
名刺に記載することで話題になったり、評価のきっかけになったりと、思わぬ形でプラスの効果がありました。
特に技術系の職種や部署を志す方にとっては、専門性を客観的に示せる強みになります。
また、転職市場でも「技術士補」資格の価値があり、応募できる企業の幅が広がるのを感じました。
資格が応募条件や優遇条件になることもあり、土木系の公務員試験の受験資格にもなるケースもあります。
そしてなにより、「資格を取るって楽しいかも」と思えるようになり、次はどんな資格に挑戦しようかな?と、自然に次の目標を考えられるようになったのも大きな変化でした。
最後に:未経験でも、一歩ずつで合格は目指せる
この記事では、試験前日・当日の過ごし方、本番の体験、そして合格後の変化をお伝えしてきました。
でも、どれも特別なことをしたわけではありません。
「今、自分にできる準備を丁寧に積み重ねていくこと」——それこそが、合格への一番の近道です。
未経験・文系出身でも、戦略的に取り組めば半年での合格は十分に可能です。
この体験談が、これから挑戦するあなたの背中を少しでも押すことができれば、とてもうれしいです📘🌿

よかったら、あなたの試験勉強の工夫もコメントで教えてくださいね🌟
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